機械でつま先部と脚の部分を分けて編み立てた後に、つなぎ合わせて完成品としていた靴下の製造工程を一新する靴下編み機です。従来は産地近辺に住む主婦の内職手作業に頼っていた二つの部分の接合作業の手間が省けるため、製造時間の大幅な短縮や人件費の削減が期待されています。靴下編み機専門商社のユニオン工業(兵庫県尼崎市)によると、イタリアのコンティ・フローレンシア社が最初に開発しました。本格的に登場したのは1998年6月にイタリアで開かれた第二回国際靴下機械展で、伊ロナティー社、伊マテック社(ロナティーグループ)、永田精機などの機械が発表されました。日本では、このほかダンが立命館大学と共同で開発していています。「1台400万〜500万円」(ユニオン工業)のため、まだ導入はごく一部だが、「十年後には量産品の製造工程は様変わりする」(大手靴下メーカー)とみられています。