汗による蒸れ(湿気)は外に逃がし、外からの雨水ははじいて通さないという機能を両立した素材のことです。ナイロンやポリエステルなどの極細繊維を使った高密度の織物のほか、微細孔のあるポリウレタンなどで生地の表面に薄い膜を作るもの(ラミネートもしくはコーティング加工による)が多くみられます。防水性の高さは耐水圧で示され、透湿性の方は生地1平方メートル当たり・24時間でどのくらいの水蒸気を通すかを計測して表します。その機能の程度はさまざまで、極寒の状況が想定される登山やスキー、釣りなどのアウトドアウエアから、トレーニングウエアの上に着るウインドブレーカー類まで幅広い商品に使われています。日本の合繊メーカーの多くが透湿防水素材を開発しており、その技術の高さは世界でもトップレベルにあります。最近では、軽さや薄さを追求したもの、運動時にカサカサと音のしないもの、結露を引き起こさないものなど、使い勝手のよさに配慮した素材が増えてます。