【Indian chintz】更紗(さらさ)は金巾(かなきん)という綿織物に捺染(なせん)した生地で、原産地により色や模様に特徴がみられます。なかでもインドは更紗の発祥の地と見られ、東インド会社を通じ、17世紀ヨーロッパに大きな影響をあたえたヨーロッパ花更紗の原形をつくったといわれています。インド更紗はペルシャ、サラセンなどの影響を強く受けた緻密で精密な写生風の表現様式で全面すきまなく埋めつくす構成に特徴があります。モチーフは植物が主体で、インディアン・パイン(インド松)ともいわれるペイズリー模様が特に有名です。